人を頼れない話

私は人を頼ることが出来ない。

頼ることが出来ない。というよりかは、頼ることがストレスになる、という感じだ。

自分に時間を割いてもらってること、そこに罪悪感を感じてしまうのだ。

そう感じるようになった出来事がある。

中学生の時だ。

まだスマホを持ったばかり、アニメ好きで所謂まだ痛々しかった頃、

LINEのグループで揉め事?があった。(詳細が吹っ飛んでいる理由については後ほど)

私は自分が悪かったと感じてTLに謝罪文やら何やらを書き連ねていた。コメント欄には心配する声、

その時LINEの個チャに当時仲が良く、お気に入り登録もしていたネッ友が訪ねてきた。

細かくは思い出せないが、はっきりと覚えているのは


「悲劇のヒロイン面して楽しい?」


の文字だ。

今思えば馬鹿馬鹿しい話だ。そのグループにそのネッ友は居ないし、私のTLだけを見て訪ねてきてこれなのだから。

だが、今そう思っても、当時の私は間に受けたのだ。

ネッ友の話は大方こうだった気がする。


悲劇のヒロイン面をしているのが気に食わない。私はあなたのような人間が大嫌いだから今からブロックする。


わざわざ言うあたりにも疑問が残るが、

私はこれから学んだのだ。

「自分は弱音を吐いてはいけない」

ということ。

弱音=人を苛立たせるもの

ということが私の中に刷り込まれた。


その後呆然となって、仲がいいと思っていた人間から突然言われた言葉と、その当時の揉め事で私は混乱し、泣き崩れた。その場の勢いで自分の部屋のベランダから身を投げそうになって、何とか思いとどまった。


その後、友人からの慰めもあった?気がする。


色々と曖昧なのは察しの通り、その出来事が強すぎる為だと思う。

それが1つのトラウマになった。


その数年後か細かい時期は忘れたがそのネッ友が出戻りしたか何かで、また来たことがあった。以前からそのネッ友は各所で揉め事を起こしまくっていたこともその時に知った。

私は不思議で堪らなかった。良くもまぁ大嫌いと言い放った人間に大してのうのうと何事も無かったかのように振る舞えるなぁと。

私はそれを尋ねた。「大嫌いって言ってたのになんでまた繋がった?」と確か、ストレートに聞いた気がする。

そのネッ友の反応は


「細かいことは気にしない主義だからさ!」


というようなものだった。

色々通り越して何も感じなかった。ただまた1つ学んだのは

「人は知らないうちに人を傷つけている」

当たり前のことだ。

ただ私は

こんなにも人が傷ついているのに当人は何も気にせず、自分だけがこんなに考えていることが何よりも悲しかった。


私はその後から、一つ一つの発言に関していちいち振り返るようになった。そして毎日毎日深く後悔し、怖くなった。


トラウマ後、私にも当然変化があった。

抱えきれない悩みを相談することもたまにあった。

それでも解消しない。

当たり前だ、「悩みを相談すること」自体が私にとって罪悪感の塊なのだから。

悩みを相談することで罪悪感が大きくなり、結果、解消しないところで「解消した!」ように見せかけ、その後は「相談したこと」に関して悩む。

無限ループだ。

と言っても私の悩みという悩みも、どうする事も出来ないものなのだ。解消するとするなら、その時は私が生まれ変わるか、いや、私が生まれないことで解消するだろう、とそう思っている。


今私は高校二年生になろうとしている。

そして、今私は不登校になりかけている。


恐らくうつ病患者なのだろうと、自分でも自覚している。保健室の先生にも懲りずに頼った。精神科にもかかった。通院も1ヶ月に1回と言われて行った。

だが無理だった。

その日は病院の日だった。

眠れない日が続き、朝方になってやっと眠れた。起きると、病院の予約の時刻を過ぎていた。

私は慌てて過ぎた場合どうすればいいかを調べた。でもその内頭によぎった。


「病院にもう行かなければいい。」


ということが。

私の頭の中はそれでいっぱいになった。

薬も出されず、話を聞いてもらうだけ。

薬を出されない自分はそこまでではない。

お金を出してもらっているのに一向に治らない、親に申し訳がない。

身体が動かない。動きたくない。

病院に行くのは頼ることだ。


そんな言い訳で頭をいっぱいにした。


その日の夜、父が帰ってきた。

父が私に尋ねた。

「病院には行ったか?」


私は

「いや、別にもう行かなくてもいいかなと思ってバックレたよw治るし、お金掛けてるのもったいないw」


半笑いでそう答えた。


布団に入って、私はまた考えた。

精神科の先生ごめんなさい。何回も謝った。電話をする勇気は無かった。怖かったからだ。

でも同時に安心した。

他人に迷惑をかけずに済む。頼らずに済む。

暗示をかけるように自分を励ました。自分が落ち込んでいる時沈んでいる時悲しい時、アニメの主人公のように綺麗で前向きでポジティブな自分で自分を奮い立たせる。


自分はこんなキャラじゃないんだ。


表向きに今まで私が構築してきた自分は

皆から頼られる面白くて明るい変な奴で皆の保護者なんだ。

弱音は吐かないし、ネガティブな発言もしない。しんみりした話も無いし、自分の暗い話をする時は全部ブラックジョークにするんだ、

それが自分だ。


私は弱音を吐く自分を許せなかった。思い通りにならない自分にイライラする。思い通りにならない作らない自分は最も自分が嫌いな人間だ。周りに流され弱音を吐き、人の後ろをついて歩く。それは自分じゃない。

私は人を頼らない、頼られて励ます役だ。

そう言い聞かせた。


これからも私は人を頼らないように縋らないように生きていくと思う。

もう諦めているのだ。諦めている自分は大嫌いだが、こればっかりは諦めなければ永遠に私は死ぬまで弱音を吐く自分に罪悪感を抱いて生きることになる。

これは1つのけじめだ。

私の悩みは誰にも言わない。誰にも頼らない。縋らない。

人に頼られる人を励ます人間になりたい。そこに自分はいらない。それだけの話だ。

ここまで書いても、少し悲しいと思う自分がいる。


もうここまで読んでいる人はいないだろうけれど、最後の最後の最後に、解決しないものを話していきたい。

思いついたものから書いていくから、ごちゃごちゃになっているだろう。

私の親は別居している。大体小二から家に帰ってこなくなった。母は浮気している。私はそれを分からないように振舞っている。今は分からない。父は苛立つと母の愚痴を言う。父は私と母を比べる、「お前のそれはアイツそっくりだ」私がめんどくさいと言うと大体言う、比べられるのは嫌だが、母が嫌いなわけじゃない。父が嫌いなわけじゃない。

母も父も、私が成人するまでは離婚しないらしい。母は授業料だけを払ってくれている。学校の面倒だけを見てくれている。父は生活諸々だ。同じ家に住んでるから当たり前だが、

父も母も頼れない。母は離れているしほとんど他人だ。父はブラック企業で大工として働いている。小六の時に胃がんになった。父は毎日頑張っている。私よりもずっとずっと疲れている。私は疲れたなんて言っちゃいけない。ストレスはあっても、父にこれ以上頼るわけにはいかない。


私は中途半端だ、昔部活と学校を気分が沈んだ時にサボったことがある。その時にまだ家にいた母に怒られた。「お前は全部中途半端」と怒られた。

私は「自分は中途半端」だと思うようになった。

何にも夢中になれない。私は中途半端だからだ。


ずっと仲のいいネッ友と話さないようになった。きっと私が同じジャンルを好きになったのがいけないのだろう。うるさかったせいだ。私は人と好きなものを共有してはいけないんだろう。違う、

私が楽しいと思った時に限って、私の隣には誰一人いないのだ。私がズレているせいだ。

楽しんでいる皆に迷惑をかける訳にはいかない。

一人でいるべきなのだ。


顔も良くない、勉強もできない、得意なものもない、私は空っぽで中途半端だ。

居ても居なくても一緒だ。その場にいるから必要とされるだけだ。その場に居続けなければ私はいなくてもいい。道端の石ころと同じだ。


周りの皆が羨ましかった。歌が上手いこと、ゲームが上手いこと、絵が上手いこと、本当に凄い。なのに皆はそんな事ない、と自分を否定する。

そんな事ない。私から見れば羨ましいものだキラキラした羨ましいものだ。私が欲しいものなんだ。否定されたら、

私は一体何なのか分からなくなる。


好きなジャンルにマイナスな言葉が多くなった。アンチも多くなった。嫌いという言葉が嫌いだった。言う必要性が分からないからだ。でも周りは我慢しなくてもいいからだろう。我慢してたら爆発するからだろう。それでもマイナスな言葉が溢れるのはとてもとても悲しかった。自分が好きなのに、何でこんな言いようをするのか分からなかった。


居場所が無かった。私がみんなとズレているから、何処にも、私だけの居場所が無かった。唯一無二なんて何処にも無かった。


どうしようもできない悩みばかりだ。解決出来ない悩みだ。他人が羨ましいばかりで、哀れなだけだ。

大丈夫、元気だよ。

と平気な顔をするのは簡単なことだ。


死ぬのは嫌だ。死ぬと迷惑がかかるから。

お金もかかるから。形だけ生きて意識だけ死んだり出来ないのかな。できないかw

出来たらいいのにな。


もう2時半だ、これからもずっと道端の石ころなんだろう。努力しても中途半端なんだ。

劇的に変われたら良かった。少しキャラを固め過ぎた。別人になれたら良かった。

自分を諦めたくはない。でも私には夢もない、実力も何も無い、何者にもなれない。

どうしようも無いんだ。ドラマや映画や小説や漫画みたいに私を必要とする人も、泣いてくれる人だって居ない。事実だ。

自分が何よりも悟ってしまったから。

明日は真っ暗だ。ずっと真っ暗だ。


少なくとも自分には希望なんて無い。

中途半端な境遇、中途半端な自分。

もっと酷い人がいるのは分かってる。

これでいいんだ。1つのけじめだ。



ここまで読んでくれた人がいるのならありがとうございます。文章がめちゃくちゃであっちこっちで散らかっていてごめんなさい。

あなたはきっと私よりずっとずっと素晴らしい人です。


明日は学校に行こうと思います。

いつも通りの自分を見せなければいけないから。